国通り沿い、九段下駅と神保町駅のちょうど中間辺り。業界では知れた存在の東京リスマチックの隣に割りに地味な佇まいの“珍竹林”があります。この珍竹林は赤坂と神保町にあるのですが、赤坂の方は存在は知ってたものの行く機会がありませんでした。この珍竹林という名前、正直岡星は最初あまり期待しなかったのです。だってこの名前って何か、場末のゲテモノ屋とか国道沿いのどーでもいいようなラーメン屋っぽくない?(失礼)
 かし、土曜の夜でこの辺でそんなに選択肢はないんで入ってみました。(失礼) 
 内に入ってまず思うのは、意外にコギレイだってこと。(大失礼)最近は、隠れ家系の居酒屋が流行ってることもあって、いけてるとこって暗めの店が多く、岡星も写真に苦しむことが多々ある。
 れって酒を飲むのにはいいと思うんだよ。でも、和食の場合は、一般に目で味わうとか言われてるようにある程度の明るさは絶対に必要だと思うんだ。(薄暗ーい寿司屋とかってないでしょ?)
 しの空間はいいけど、岡星が日頃から言ってるように、“食は癒し”。だから、ある意味棲み分けも必要だなと思うんだよ。
 て、この店内は若干暗めではあるんだけど、各テーブルの上にダウンライトが落ちるようになってる。こういうところで岡星はあんまりはずしたことがない。だって、味もそうだけど、盛り付けや素材で手を抜けないからね。さらに言えば、基本的にやることやった上で見た目も良くしようって意識が見える。(いやホントのところはわかんないけどさ) 
 ず、ビールがいい。DRYじゃないのも良いし、最近じゃ中生たのむと、黙って発泡酒出すとこもあるし・・・。ちなみにここは、ハートランドかラガーかブラウマイスターです。満足感がちがうっつの。外でわざわざ飲むのに、発泡酒飲むやつの気が知れない。っつか、岡星は家でも発泡酒なんて飲まない。
 さんと二人だったんで、あんまりいろいろ頼めなかったこともあり(食べきれない)おすすめメニューの中からいくつか頼みました。まずは、普通にアンキモを頼んだんだけど、おや?全く生臭くない。ウチの奥さんは、日頃あまりアンキモは食べないんだけどここのはパクパク食べてます。この時点で、“出来るな”の予感。そういや、突き出しもなかなかこじゃれた三点盛り。しかも、一品一品ちゃんと仕事がしてあり、やっつけや余りものの突き出しとは、かなり中身が異なる。
 の後、次々運ばれてくるが、やはりその他の何を食ってもはずさない!刺身も美味いし、めひかりの唐揚げも美味い。特筆は店主お薦めの厚揚げと、牛スジ味噌煮込み。厚揚げはわざわざ京都から入れてるとのこと。外側がほんとにサクサクッとしてて、中がふわふわ。添えられてるミズナと大根おろしがベストマッチング。牛スジは、出てきてまず卵に驚く。おでんじゃないんだから・・・。とゆで卵を割ると中の黄身がとろーっと。うひ?それがまた、辛めの味噌と良く合う!一緒に高菜めしを頼んだんだけど、これまた良く合う。お薦めの組み合わせ。
 のひとが食ってた、ちゃんこ(とり)鍋とかもすごく美味そうだったんだけど、これ以上絶対喰いきれないこと必至。その他にも、気になるものはたくさんありましたぞ。
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