醤油ってえらい  
 よくさあ、魚を生でこんなに食べるのは日本人ぐらいだとか言うでしょ。(もちろん例外も世界中にあるんだけどね)岡星的にはさ、単純に醤油のおかげだと思うんだよね。
 もしも、日本に塩とか味噌しかなかったらこんなに刺身なんて食べてないと思うんだよ、嘘だと思うんだったらためしに塩かなんかを刺身に振って食ってみな!とてもじゃないけど一口二口で、モー結構!ってかんじだな。
 まあ、刺身でせいぜい醤油を使わないで食べるとしたら、味噌とたたいてなめろうとかにするか、後はマリネぐらいか?実際そんなに食べ方は無いと思うし、どっちかっつうとそんなに量食うもんじゃないって感じだよな。
 だから、もし海外の国々で醤油があったとしたらも少し生で食ったんじゃないかと思うんだけどどうだろ?(醤油そのものの好き嫌いもあるだろうけど・・・。)
 ま、あと関係あるのは米だよね。刺身と醤油。この組み合わせってやっぱりご飯によく合う。ついでに言うならその米から作る日本酒とも相性ばっちり!やっぱり食生活ってのは文化であり、そのすべては当然にして必然なリングでつながってるよな。
 よくさ、魚には白ワインとか言うじゃない!(最近はあんまり言わないね)でもさ、そもそもワインを飲んでるお国で魚を生で食ってるところなんてほとんど無いじゃん?
 つまり、日本酒以外の酒ってのは生魚を想定されてないってことなんだよな。ってことはとりもなおさず醤油とのマッチングが以外にガンになってくるんじゃないかと思うわけ。味噌もそうなんだけどさ、やっぱり基本的に日本の調味料ってのはあるていど癖がある。(外人で和食食えないやつなんか結構そこら辺に問題ありか?)これって、ひょっとしたら生臭さを消すためにある程度進化した形かも知れないなぁ。んでま、その癖がワインをはじめいろんな洋酒と結構ぶつかってるような気もするんだよなあ。
 だから、刺身に白ワインとかを合わすと何だか醤油に負けちゃうんだよなあ。むしろ、マグロの刺身何てのは渋めの赤の方がよっぽど合う時がある。赤の渋みが醤油に負けないで、マッチングしてしまうような時さえあるよな。っていうより、むしろ刺身そのものではなく醤油との相性だよね。
 それと、たぶん癖の問題とも絡んでくると思うけど、醤油ってのは発酵食品な訳で塩なんかと違って旨味成分が含まれてるんだよな。
 聞くところによると江戸時代だかの以前には料理にはダシが使われなかったらしいんだな。そうなると醤油や味噌ってえのはわずかながらでもダシになってたんじゃないかなあ。日本人の知恵だよな。
 
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