こっちにいるときは、岡星的にはエビスとかモルツとかが好きなんだけど、沖縄にいるときは確かにオリオンとかなんだよなあ。ヘビー系のビールってのは、どっちかってえとドイツとかベルギーとか比較的寒い国なんだよね。オリオンビールは、バド系な味ってか軽い。だから暑い沖縄じゃ水代わりなんだろな。
 もちろん、泡盛も忘れちゃいけない。この狭い島に恐ろしいほどの種類の泡盛と、醸造所があるってこと自体がすごいよな。古酒(くーす)はそんなに昔から一般的に飲まれてたわけじゃないらしい。(戦前とか王朝の頃は別)地元の人は、そういうのは“特別な日”用だったりしたらしい。ま、ワインで言うところの、ヴァン・ド・ターブルとヴィンテージみたいなもんらしいよ。それが、復帰20年ほど経つ頃から美味いってんで一般化したらしい。だって、そもそも寝かしてた甕が戦争でみんな壊されたらしいし、瓶詰めして出荷できるまでにはすごい努力と年数がかかるよな。(ただ、ビンのままでも保管しとけば熟成するらしいから、勝手にあちこちで古酒が造られてることになる?)
 ま、やはり日頃から岡星が言ってるように、地の物には地の酒だな。全てが最適化されてるし、食文化ってのはそういうもんだから。泡盛が強いと言う人は割って飲めばよい。富山の鰤や釧路でホタテ食うのにはやはり日本酒。でいいと思う。そこに異存はない。日本ってくくりではOKなんだけどね。もちろん、好きな組み合わせで、新発見するのを否定するわけではない。ちなみに、沖縄で泡盛を一合で頼むとカラカラってやつに、水と氷がついてくる。値段も全然お銚子程度のもんなのに、まるでボトルでも入れたかのようでちょっとうれしい。(こっそり氷代が100円程取られててもわかんないけどね)


 いろいろ周ってて思うのは、国立にせよ県立にせよ民営にせよ、みいんな見せ方とかが上手いって事かな。展示物の見せ方、観光客のナビゲーションの上手さ。(外人も多いけど他の都道府県より迷うことが少ないと思うよ。)ShowUp慣れっつのかな、アメリカの影響なんかもあるとは思うし、何より見てもらおうって姿勢が他の地方とは決定的に違う。無論田舎っぽさは否めない部分もある。お祭り好きな割りに、シャイってことも一因かも知れないけどね。あと、誠実なサービスも日本屈指だと思う。(対観光地比)


 真面目に移住を考えてる岡星としては、新聞なんかに目を通すとがっくりだね。だって求人情報の欄がほとんど県外。なんつっても失業率は全国ランキングでも常勝。返還以来ボブサップ並の強さ。その他にも、県民平均所得と県民平均貯蓄額でも、タイトルを保持。(って三冠じゃん)とは言え、他の地方が工業系で成り立ってる事考えるとね。このままじゃいずれそんなのどんどんアジアとかに食われちゃって、2〜30年後には日本中が今の沖縄化するのは目に見えてる。(だって、別になくてもいいような仕事が一杯あるもん。)(もちろん、仕事なんてのは時流で変わってゆくもんだと思うし、そも同じ仕事をずっと続けられるなんて、江戸時代か特殊な職人ぐらいだろ?)その時のモデルケースだと思うんだよな。つまり、今沖縄で生きてゆけない人は、この先日本で生きてゆけないと思う。
 と、まあすっかり沖縄病にかかってる岡星なわけだ。岡星も日本中を旅して来て、そりゃいいところはいっぱいあったと思うよ。でも、大前提として年中暖かいってのが一番のポイントだな。(とくに歳とってきて(ーー;)・・・今、北海道に住めといわれても、もう住めないもん。ありゃ20台だったから暮らせたんだな。)だって、“沖縄病”なんて言葉があること自体すごいし、こっちじゃ沖メシなんて言葉もあるくらいだもんな。(一応それでも、那覇に住んでる人たちなんかは、都市的ストレスレベルが高くなって来てるらしい。)
 っつーわけで、ここに高らかに宣言しておきます。最低でも2005年までには、岡星は沖縄に移住すると!そのために、計画をぶち上げました。
便乗・同行大歓迎!ただし、働き口や住む所は自分で探してくれ。