酒の墓標5

 カナディアンクラブ <カナダ>

 通称CC。こいつもハイラムウオーカー扱いです。ま、メジャーな酒ですな。でも、スコッチ系ほどじっくりとでもなく、バーボンほどワイルドでなくって時にはまります。
 CCじゃなきゃ駄目!ってことはないけど、CCあたりが望ましいってことは良くあります。
 マイルドさ加減は日本のウイスキーっぽくもあり、嫌いって人も少ないのでは?

 鳴門純米吟醸 山廃造り 
 
原酒 松浦酒造<徳島>

 旨味ぎっしり、味みっちりってぐらい濃いやつです。揚げ物・肉料理なんかの濃い食べ物にも負けない。
 反面、微妙な和食関係(白身の刺身とか)は、一気に打ち消してしまう強さを持っています。
 何を肴にしたかで評価が割れてしまうかもしれません。
 岡星あたりだと、鳥の山賊焼きとか豚の味噌漬けとかにはバチ!だと思います。

SpecialThanx:まめ

 八重山銘酒 本場泡盛
 いりおもて 8年古酒 
  請福酒造

 名前はいりおもてで、発売元は八重山作ってるのは石垣島と何やら良くわかりません。
 でも岡星は美味けりゃいいのです。結構濃い口で甘い香りがします。その辺の香りはあまり泡盛っぽくはないんですが、焼酎あたりとはまた明らかに違います。
 肴いらずですが、あまり量は飲めないタイプの酒かも・・・。

 本格焼酎 繊月 たる
 峰の露酒造 〈熊本〉

 繊月自体は九州ではあまりにメジャーすぎるぐらいメジャーなのですが、この“たる”は、樽熟成されているせいで非常にこなれた、おとなしいパワーを持った酒になっています。結構甘めの香りを持っていて、濃い目です。泡盛っぽくもあるかも・・・。(しかも古酒)
 会社で飲んだので、もちろんストレートでやりましたが、度数が40度あるのでロックの方が良いかもしれません。
 恐らく加水していないので、この度数ではないかと思います。

SpecialThanx:やなぼー

 

 多摩の恵
(ボトルコンディショニングビール)
 石川酒造<東京>
 

 いわゆる地ビールですが、ちょっと他にないのは瓶内発酵のビールだってこと。瓶詰め後6ヶ月は爽やか目5年間は熟成を続けるらしいですが、寝かしたものは売ってないんで、大量買いしないとわかりません。
 ベースはいわゆるペールエールタイプで、コクと爽やかさのバランスはなかなかです。
 誰かともに熟成してみたくない?

 ラフロイグ (アイラ)

 「ラフロイグ」はゲール語。英語では“the beautiful hollow by the broad bay (広い湾の美しい窪地)”というほどの意味になるらしい。
 初めて飲む人は、大体難色を示します。いわゆるピート(あるいはヨード)臭てやつですが、正露丸とかクレオソートの匂いとかろくな例えをされない。
 もちろん、食事にあうわけはないが、寝る前なんぞにチビチビやるにはいいですな。
 ある意味、ショートトリップな状態とでも言いますか、大人の酒。

 

 マ・デ・ブレザード
 コスティエール・ド・ニーム
 ルージュ
 <フランス> 

岡星的にはめずらしいメジャーワインです。ワイン好きの教科書、「ヒュー・ジョンソン ポケットワインブック」にも名前が挙がっている 。その割にはそんなに高くはない。かなりなフルボディーでがちっとしてますが、果実の香りもいいです。  何にでも合うと思うけど、和食よりは、洋物しかも肉系にいいんじゃないかと・・・。いや、とにかく美味い。  

 

 越乃景虎名水仕込(特別純米)洞窟貯蔵酒
 諸橋酒造<新潟>

景虎が純米を洞窟で寝かしたら良いんじゃないか?と限定で試した銘酒です。
 かなり濃いです。いわゆる吟醸系の匂いはそんなにないですが、 とにかく濃いです。肉料理にも一歩も引かないでしょう
 地鳥のあぶったやつなんかと合わせたら、ワインよりいいかも?

SpecialThanx:よしざる

 鶴亀純米大吟醸
 上原酒造(新潟)

 もう今さら説明はいらないでしょうってレベルの酒です。
 とは言え、決して吟醸!とか純米!とか主張することはありません。鶴亀は名前がめでたいんで、何かとめでたい時に飲みますが、さすがに純米大吟醸ともなると、ほとんどの人が無口になります。さらに、すごいのは気づくとなくなってること。
 まさに水の如しなのですが、しかも甘露の二文字がつきます。

 鶴亀大吟醸 献上酒
 上原酒造(新潟)

 基本的には左の大吟醸と大差ないです。純米っぽいのが好きか、吟醸が好きかってなぐらいです。
 墓標には珍しく、棺桶付です。 気が付きゃ、あっちゅう間になくなってました。

 

 琥珀のくつろぎ
   サントリー

 一応、限定ってニュアンスで最近売ってますが、実は一部のお店では普通に飲めてました。
 いわゆる、アルトタイプのビールで普通より濃い色(黒との中間)が特徴です。
 岡星的には結構好きなのですがある程度シチュエーションを選ぶかな?地味なところだと、寝る前のゆったりタイムに特につまみもなくってかんじかな。 ちょこっと重めです。

 

 

 まろやか酵母
   KIRIN

 キャッチコピーは“製造技師しか飲めなかったビール”です。若干の濁りがあります。ニュアンスとしては銀河高原系って感じでしょうか?
 こいつは 岡星的には特に何にもすることのない日曜の昼に縁側で飲めたら幸せかな?
 酵母臭が意見の分かれどころかな?銀河高原系が好きな人なら飲んでみる価値あり。

 

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